よくいただくご質問
レザーウォッシュに関するご質問
- レザーウォッシュで洗ったのに、汚れが落ちない。
- 泥汚れやカビといった水溶性汚れをクリーニングするための洗剤ですので、油溶性汚れ(皮脂や手油)の場合、完全にきれいにクリーニングする事は期待できません。
少なくとも、一回ではなく何回か繰り返して洗浄してください。
また、長期間にわたって汚れが付着したものは、簡単には落ちない場合があります。
- レザーウォッシュは「弱アルカリ性」?「弱酸性」?それとも「中性洗剤」?
- 人間のお肌は「弱酸性」が適している、それは「肌を優しく守る」というPHなのです。
実は、動物の皮も「弱酸性」なのです。通常「弱酸性」は『PH3.0~6.0』ですが、動物の場合の弱酸性は『PH3.0~5.5』で考えられています。
レザーウォッシュは弱酸性ですが、この液性が皮革のタンパク質細胞組織を変性しないように保護しています。
- 水洗い後、革が少し硬くなった感じがしますが、どうしてでしょうか?
- ご存知のように、革は天然素材です。一頭の牛からでも背中、脇腹、お腹と部位により硬さを含め、革の性質も異なります。これが革の質感や風合いの味となります。
ところで、革の硬さの問題ですが、天然素材ですので、①洗う前より柔らくなる革②洗う前と変わらない革③洗う前より少し硬く感じられる革がありますが、レザーウォッシュで洗った革は、多少硬くなっても、保湿成分が十分に補給されていますので、少し揉み解してあげれば、以前より柔らかくしなやかに蘇りますので、ご安心ください。
- スエードやヌバックの起毛素材もクリーニングできますか?
- 起毛素材の製品に油性のクリーナーでクリーニングする事は出来ず、困っている筈です。
レザーウォッシュは、水溶性汚れを落とす為の水洗い皮革洗剤ですので、起毛の上からジャブジャブ、ごしごしブラシでクリーニングすることができます。
レザーウォッシュの出現まで、起毛皮革のお手入れは「消しゴム」でした。
- 革製ブランド品や高額商品に使用したいので連絡しました。
- ブランド品や高額商品は、ファッション性、デザイン性を重視していますので、本体の色素の定着が弱いものが多いです。(革の風合いが損なわれないようにするため)
従って、クリーニングする前に、入念に「色落ちテスト」を励行してください。
ブランド品や高額商品は、おしゃれな「箔押し加工」が施されている場合があります。金・銀の箔押しはクリーニングできませんので、絶対に擦らないでください。
- 本革と生地のコンビを洗うことができますか?
- 本革と生地がコンビとなっている靴や衣類も、問題なく水洗いクリーニング
生地が「コットン」「ナイロン」「ポリエステル」「TC」は勿論の事、「ウール」「カシミヤ」等の羊毛・獣毛のコンビも洗えますので、本革とウールの『スタジャン』も洗えます。
- 合皮も洗えますか?
- 「PU合皮」「PVC合皮」どちらも問題なく洗えます。劣化した合皮は、ボロボロと剝がれる可能性がありますのでNGです。本革なら、細かいヒビが見えても、むしろ蘇えりますが、合皮の場合は、ヒビが見えたら絶対に洗わないでください。
- どんなファーでも洗えますか?
- 動物の種類でクリーニング不可能はありませんが、「純白のファー」は特殊な鞣し加工で水洗いにより硬化する可能性がありますので、不可です。
「オフホワイト」「アイボリーホワイト」の白いファーは問題ありません。
- どんな革でも洗えますか?
- ほとんどの革は問題ありませんが、「ヌメ革」「鱗が引っかかる爬虫類革」雨の日に履けないような「アニリン仕上げの靴」は避けてください。
- 合成皮革の商品でも大丈夫ですか?
- 天然皮革と同様に洗えますが、劣化の進んだ合成皮革製品は、僅かな摩擦で剥離を生じます。
すでにひび割れ、剥がれがある商品は洗うことを避けてください。
- 水洗いによってカビ等が落ちやすいのはわかりますが、クリーニング後に生える可能性はありますか?
- 革製品の保管状況によっては再びカビが繁殖する可能性があります。できるだけ風通しの良い場所に保管することを心がけてください。
- 水洗いなのに、色落ち等は本当に大丈夫ですか?
- ほとんどの革製品に対し、問題なく洗えますが、染色の弱い品は色落ちする場合があります。
靴の内側など目立たない部分に洗濯液を染み込ませた布で軽く拭き、事前にテストされることをお勧めします。