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コラム

カバンの中身を整理してパフォーマンスアップ!


まずは結論――“入れる前に減らし、カテゴリーで仕切り、毎晩ゼロリセット”が鉄則


通勤でも休日でも、持ち歩く荷物はあなたの行動パターンそのもの。だからこそ革鞄(以下カバン)の中を整えると、毎日のパフォーマンスが驚くほど上がります。結論を先に言えば──

1)入れる量を三大ジャンル(仕事・健康・身だしなみ)に削減し、

2)アイテムをポーチやインナーバッグでカテゴリーごとに仕切り

3)1日の終わりに必ず“ゼロリセット”して不要物を戻す。

これだけで「アレどこ?」「資料がしわくちゃ」「革鞄が重い…」といったストレスは激減。とくに革素材のバッグは収納量を超えて詰め込むと型崩れの原因になりますが、整理術を身につければ容量の7割で収まり、バッグ本体の負担も軽減できます。加えて中身がコントロールできるようになると、忘れ物が減り、商談先やカフェでバッグを開けた瞬間の“スマートさ”が印象アップに直結。

本稿では、整理の基本フレームからカテゴリー別収納アイデア、革鞄ならではのメンテ&軽量化のコツまでをステップ方式で解説。最後に、外も中も清潔に保てる「レザーウォッシュ」を使った仕上げ術も紹介します。読み終えるころには、あなたのカバンは見違えるほど軽やかで機能的になっているはずです。


整理の前に「減らす」──仕分けは3ジャンル×必需度


整理術は“引き算”が第一歩。カバンに入っている物をすべてテーブルに出し、「仕事」「健康」「身だしなみ」の3ジャンルで仕分けします。

仕事(書類・PC・文具)
健康(マスク・常備薬・ハンドジェル)
身だしなみ(名刺入れ・コスメ・充電ケーブル)

各ジャンルで「今日必ず使うか?」を自問し、使わないものは思い切って置いていきましょう。

削ぎ落とすことで収納量が3割ほど減り、革鞄が軽くなるだけでなく内部の摩擦も減少し、レザーの型崩れを防げます。


カテゴリー収納──ポーチ&インナーバッグで「見える化」


残したアイテムはポーチや薄型ファイルでカテゴリー別に収納し、“住所”を固定します。

  • ⚫︎A4クリアファイル=書類と領収書
  • ⚫︎メッシュポーチ=衛生用品は通気性◎
  • ⚫︎フラットポーチ=ケーブル類を絡まず格納

硬質素材の化粧ポーチを避け、薄手の布やメッシュ素材を使えば軽さと柔軟性が両立。

じカテゴリーが1か所にまとまると、「入れ忘れ」「取り違え」が激減。革鞄内部の擦れキズも最小限になります。


革鞄を守るパッキング──“容量70%ルール”と重心意識


革製バッグは詰め込み過ぎると形が歪み、ハンドルや底面に大きな負担がかかります。

  • ⚫︎容量体積の70%を目安に荷物を収める
  • ⚫︎重い物は中央かつ底に寄せ、左右バランスを取る
  • ⚫︎ペットボトルは横倒しせず縦置き専用ポケットへ

70%ルールで空間に余裕ができ、取り出しやすさもアップ。革バッグの“自立姿勢”を保ち、シワ・クセがつかない理想のパッキングです。


毎晩30秒の“ゼロリセット”習慣


外出から帰ったら、中身を一度すべて出し「使わなかった物」を次回から外す作業を日課にします。

  • レシートやチラシは即捨て
  • 使用済みマスクやティッシュはゴミ箱へ
  • 翌日の予定に合わせポーチごと入れ替える

たった30秒のルーティンが、翌朝の準備をゼロ秒に。革鞄を空にすることで湿気を逃し、通気性も確保できて一石二鳥です。


革鞄ならではの軽量化&メンテナンス


革は耐久性が高い一方で、荷重や湿気に弱い素材です。革素材の鞄については、下記のような工夫をするとより長持ちします。

  • ペーパーレスで紙書類を電子化
  • 小銭はコインケースにまとめ、財布を薄型化
  • 雨天後は必ず乾いた布で拭き、陰干しで湿度を飛ばす

“中身ダイエット”と“外側ケア”の両輪で、革鞄はより長持ちします。軽くて清潔なバッグは肩こり対策にも◎。


仕上げに──レザーウォッシュで内外をクリアに


整理術でカバンの中は整いましたが、外側の革表面や内装に汗・皮脂の汚れが残っていると、せっかくのスマート化も半減します。そこで役立つのが、弱酸性泡で汚れを浮かせるレザーウォッシュ。

  • クリーミーな泡が表面汚れを包み込み、サッと拭くだけ
  • 植物由来の保湿成分で革をしっとり保護
  • 内装の布地にも使えるので、ポーチ類まで一括ケア

整理の仕上げに「泡を塗って拭くだけ」の10分メンテ。これで見た目も香りもリフレッシュし、軽く機能的になった革鞄生活が完成します。


まとめ


  • 減らす→仕切る→ゼロリセットで整理完了
  • 容量70%&重心配置で革鞄を型崩れから守る
  • レザーウォッシュで外も内もクリーンに仕上げる

今日から整理術を実践し、軽やかで美しい革鞄ライフを手に入れましょう。