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コラム
冬のレザージャケット保管は「乾燥」と「汚れリセット」がカギ カビ・型崩れを防ごう

冬のあいだ活躍してくれるレザージャケット。実は「着ているシーズンの保管」と「シーズン終わりの片づけ方」で、来年のコンディションが大きく変わります。暖房で部屋はカラカラ、外に出れば結露や冷たい雨…この温度差と湿気に、レザーは意外とダメージを受けています。
そこで大事なのが、こまめな汚れ落とし+乾燥+適切な保管スペース。そして月に1度くらい「レザーウォッシュ」でやさしく洗ってリセットしておくと、カビ臭やゴワつき、ひび割れをグッと防ぎやすくなります。高価な専用クリーニングに毎回出さなくても、100均グッズや家庭でできるケアで十分。冬の間の保管習慣を見直して、レザージャケットを長く楽しみましょう。
冬のレザージャケットが傷みやすい理由
冬のレザージャケットは、一見「乾いた季節でカビも出にくそう」と思いがちですが、実際にはこんなリスクがあります。
- 暖房で部屋の空気が乾燥 → レザーの油分・水分が抜けてゴワゴワ、ひび割れの原因に
- 通勤・外出でかいた汗や皮脂が、内側に残ったまま → カビ・ニオイの栄養源
- 雨や雪、結露で表面だけ一時的に濡れる → そのままクローゼットに入れるとムレてカビやシミに
つまり「汚れ」と「湿気」と「乾燥」のバランスを整えることが、冬のレザージャケット保管では重要です。
冬のシーズン中「着ながら保管」の基本
毎日・毎週のちょっとした習慣だけでも、コンディションはかなり変わります。
- 1.帰宅したらすぐクローゼットに入れない
まずは風通しのよい場所で30分〜1時間ほどハンガー掛け。汗や湿気を飛ばします。 - 2.肩に合った厚みのあるハンガーを使う
肩が落ちる細いハンガーは型崩れの原因です。100均の厚手ハンガーでもOK。 - 3.表面をサッと乾いたやわらかい布で拭く
ほこり・花粉・軽い皮脂汚れを落とすだけでも、カビ・くすみの予防になります。 - 4.クローゼットには余裕をもって掛ける
ぎゅうぎゅうに詰めると、湿気がこもりやすく、色移りの原因にも。
クローゼットの床に除湿剤やシリカゲルを置いたり、不織布のハンガーカバーを使うのもおすすめです。これもほとんど100均で揃います。
月1回の「洗ってリセット」にレザーウォッシュ
冬のあいだ何度も着るレザージャケットは、見た目以上に汗や皮脂、湿気を含んでいます。
そこで、月に1回程度、「洗ってリセット」タイムを作ると安心です。
レザーウォッシュは、革のために作られた弱酸性の洗浄剤で、
- 汗・カビ・タバコ臭などの水溶性の汚れやニオイを落とす
- 皮革組織(コラーゲン・ケラチン)を保護しながら洗える
- 洗ったあとに油分・保湿成分をやさしく補給してくれる
という特徴があります。
一般的な衣料用洗剤での水洗いよりも、レザーへの負担が少なく、家庭でのケアに向いています。
たとえばレザージャケットなら、表示や素材を確認したうえで、
- レザーウォッシュのレザーウエア用タイプで、ぬるま湯を使ってやさしく丸洗い
- 洗ったあとは、タオルで水気をとり、形を整えながら日陰でじっくり乾燥
といった使い方ができます。
洗濯表示で「水洗い不可」となっていても、レザーウォッシュは通常の洗剤と違い、革に配慮した弱酸性の処方になっています。ただし、必ず目立たないところでパッチテストを行い、色落ち・縮みがないか確認してから全体に使うようにしてください。
シーズン終わりの「冬の保管前」フルコース
冬が終わってレザージャケットをしばらく着ないときは、少し手間をかけてあげると来シーズンも気持ちよく着られます。
- 1.表面のほこり・汚れを落とす
やわらかい布で全体を拭き、縫い目やポケット口のほこりも軽く払います。 - 2.レザーウォッシュで汚れとニオイをリセット
汗や皮脂が残っていると、クローゼットの中でカビやイヤなニオイの原因に。レザーウォッシュでやさしく洗っておくと、オフシーズンの間も革が安定しやすくなります。 - 3.完全に乾かす
半乾きのまま収納すると、カビのリスクが一気に高まります。厚手のジャケットは、内側までしっかり乾くまで数日かけるくらいの気持ちで。 - 4.必要であれば、薄く保革ケア
レザーウォッシュ自体に油分・保湿成分が含まれているため、「まずはレザーウォッシュだけ」で様子を見るのも一つの方法です。どうしても乾燥が気になる場合だけ、様子を見ながらクリームをごく薄く。 - 5.不織布カバー+除湿剤でクローゼット保管
ビニールカバーは湿気がこもりやすいので避け、不織布タイプのカバーがおすすめです。足元に除湿剤、防虫剤はレザーに直接触れないように。
ここまでしておくと、翌冬にクローゼットから出したときの「なんだかカビ臭い…」「肩が変な形になってる…」といったガッカリ感が、かなり減ります。
レザーウォッシュを使うときの素材注意点
最後に、レザーウォッシュを安全に使っていただくための大事なポイントです。
- 使用不可の素材
- ヌメ革
- 爬虫類革
- 「毛皮/毛皮調/ファー付き毛皮」は「毛皮コート」として扱い、使用不可
- 「純白のファー」も使用不可
※ファーそのものは色柄によって使える場合もありますが、純白のファーや毛皮コートは避けてください。
- 色落ちに注意が必要な素材
起毛革(スエードなど)、赤・青・淡色のレザーは色落ちしやすい傾向があります。
必ず目立たないところでパッチテストをしてから、全体に使うようにしましょう。
冬のレザージャケット保管は、特別なことをする必要はありません。
こまめな乾燥・軽い拭き取り・月1回のレザーウォッシュでの「洗ってリセット」・クローゼットの湿気対策。
この4つを意識するだけで、レザージャケットはぐっと長持ちしてくれます。
「お気に入りをできるだけお金をかけずに長く着たい」という方こそ、ぜひレザーウォッシュを上手に取り入れて、冬の保管の仕方を見直してみてください。





