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コラム
バイク用レザーグローブのお手入れ 水洗い派ライダーにおすすめのレザーウォッシュ活用術

バイク用のレザーグローブって、実はヘルメット以上に“汗だく”になりやすい装備です。
長時間グリップを握り続け、夏場はもちろん冬でもじんわり汗をかきます。そこに排気ガスや砂ぼこり、雨水が重なるので、放っておくとニオイ・ゴワつき・ひび割れにつながってしまいます。
革手袋は「洗うことによるダメージ」と「汗や汚れを放置するダメージ」のバランスを考えるべきです。洗わないままより、適切にケアして清潔に保つほうが長持ちしやすい、という考え方です。
そこでこの記事では、バイク用レザーグローブを“洗ってケアする”ための具体的な方法として、皮革用栄養洗剤「レザーウォッシュ クリーミーフォーム」を使ったお手入れ手順をご紹介します。
なぜレザーグローブは「洗ったほうがいい」のか
レザーグローブの中で起きていることを整理すると、こんな感じです。
- 手の汗・皮脂が、内側の革にしみ込む
- 雑菌が増え、ニオイやベタつきの原因になる
- 汗に含まれる塩分が残り、革を硬くしてしまう
表面だけクリームでツヤを出しても、内部の汗や雑菌はそのままになりがちです。
だからこそ、たまには中まできちんとケアしてあげることが大切。
とはいえ、普通の洗剤でゴシゴシ洗うと、
革の成分まで流れ出して硬化・縮み・ひび割れを招きます。そこを解決するために生まれたのが、革を水で洗うための専用洗剤「レザーウォッシュ」です。(mizcom.net)
レザーウォッシュ クリーミーフォームとは?
レザーウォッシュは、革や毛皮を水で洗う前提で設計された“皮革用栄養洗剤”です。
- 革に近い弱酸性で、水洗いによるダメージを抑える
- 水溶性汚れ(汗・カビ・泥・ニオイの元)をきちんと除去
- 失われがちな油分・保湿成分を洗いながら補給し、革のしなやかさを守る(mizcom.net)
その中でも「レザーウォッシュ クリーミーフォーム」は、泡でやさしく拭き洗いできるフォームタイプ。
今回のようなレザーグローブのような小物・部分ケアに、とても扱いやすいアイテムです。本来はゴルフグローブ向けに紹介されていますが、同じ天然皮革グローブであるバイク用レザーグローブのお手入れにも応用できます。(mizcom.net)
まずは「乗ったあと1分のお手入れ」を習慣に
本格的にフォームで洗う前に、日常のちょっとしたケアも大事です。
- 帰宅したら、乾いた柔らかい布やブラシで、表面のホコリ・砂・虫汚れを軽く払い落とす
- マジックテープやファスナーを開け、口を広げて風通しのよい日陰に吊るして乾かす
ブラッシングで落とせる汚れは先に落としておくこと、陰干しでしっかり乾かすことが重要です。この“ひと手間”があるかないかで、のちのケアのしやすさとニオイの出方がかなり変わります。
レザーウォッシュ クリーミーフォームで行う
バイク用レザーグローブのお手入れ手順
ここからが本題です。
ミズタニ公式の「ゴルフグローブ(天然皮革)のお手入れ方法」で紹介されている使い方に忠実に、手順だけバイク用レザーグローブ向けに読み替えてご紹介します。(mizcom.net)
必要なもの
- レザーウォッシュ クリーミーフォーム
- 柔らかいタオル
- ブラシ(ホコリ落とし用)
STEP1 ブラシでホコリや汚れを落とす(事前準備)
まずは、ブラシでグローブの表面に付いたホコリや砂・泥汚れをしっかり落とします。落とせる汚れはこの段階でできるだけ取っておくと、あとで泡が汚れを抱え込みやすくなります。
STEP2 クリーミーフォームをタオルに取る
次に、タオルにレザーウォッシュ クリーミーフォームを“ピンポン玉くらいの大きさ”になるよう乗せます。
この泡が、グローブ全体を拭き洗いするための“洗浄+栄養”のベースになります。
STEP3 手にはめて、表側の汚れをやさしく拭き取る
レザーグローブを実際に手にはめ、タオルの泡で、表面の汚れをやさしく拭き取るように塗っていきます。
- 力を入れてゴシゴシこするのではなく、なでるように泡を滑らせるイメージで
- とくに掌側や指先など、よく触れる部分はていねいに
公式手順でも、「強く擦りすぎないよう注意する」ことが明記されています。(mizcom.net)
STEP4 裏返して、内側もしっかりケア
次に、グローブを裏返し、内側にも泡を行き渡らせます。
汗や皮脂がたまりやすいのはむしろ内側なので、内側を忘れずケアすることで、ニオイの元や雑菌の原因も同時に対処できます。
STEP5 シワを伸ばしながら、革をやさしく伸ばす
お手入れ後は、シワを伸ばすように革をゆっくり引っ張り、形としなやかさを整えます。
・指の付け根や関節部分など、シワが入りやすい場所を中心に
・引っ張りすぎず、“形を整えるストレッチ”くらいの力加減で
この工程によって、縮みやシワのクセを軽減し、フィット感の維持につながります。
STEP6 直射日光を避けて陰干し
仕上げはハンガーなどにかけ、直射日光を避けた日陰で自然乾燥させます。
- 乾燥機・ドライヤーの熱風・ストーブの前などはNG
- 風通しのよい場所で、じっくり乾かす
公式でも、日陰での自然乾燥が推奨されています。(mizcom.net)
このSTEP1〜STEP6を一連の流れとして行えば、レザーウォッシュ クリーミーフォームの特長である「洗浄+栄養補給+除菌・消臭」を、無理なくグローブ全体に行き渡らせることができます。
なお、バイク用品メーカー「デイトナ」とのコラボ商品もあります。レザーウォッシュの洗浄力はそのままに、ライダースジャケットを洗濯機で洗う想定の仕様になっていますので、愛用のグローブケアにもぜひ取り入れてみてください。
使用前の注意点(素材・色・パッチテスト)
レザーウォッシュは幅広い革製品に使えますが、バイク用グローブで使う際には次のポイントを必ず確認してください。
- 使用不可の素材
- ヌメ革
- 爬虫類革(ワニ、ヘビなど)
- 何枚も革を縫い合わせた「毛皮コート」(毛皮/毛皮調/ファー付き毛皮を含む)
- 純白のファー
- 色落ちに注意したい素材
起毛革(スエードなど)、赤・青・淡い色の革は、どうしても色落ち・色ムラが出やすい傾向があります。
これらの素材や色のグローブに使う場合は、必ず目立たない場所で少量を試す「パッチテスト」を行い、色落ちやシミが出ないことを確認してから、本格的なお手入れをしてください。
また、グローブの洗濯表示やメーカーの注意書きに「水洗い不可」などの表示がある場合は、その表示もあわせてご確認ください。
おわりに:グローブを“消耗品”ではなく“相棒”にするために
レザーグローブは、
- 汚れやニオイが気になっても洗うのが怖い
- それでいて毎日ガンガン使う
という、なかなか酷な扱いを受けがちなアイテムです。
ですが、
- ツーリング後の1分ケア(乾拭き+陰干し)
- 定期的なレザーウォッシュ クリーミーフォームでの“洗ってリセット”
この2つを取り入れるだけで、フィット感・見た目・清潔さが大きく変わります。
「革グローブは洗えないから仕方ない」とあきらめる前に、水洗い用に設計されたレザーウォッシュ クリーミーフォームで、あなたのバイク用レザーグローブを、長く付き合える“相棒”に育ててみませんか。





