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コラム
タイトリスト(Titleist)天然羊革グローブのお手入れ術 汗とニオイをリセットするレザーウォッシュ活用法

タイトリストの「プロフェッショナルグローブTG73」は、最高級の天然羊革を使った、いわば“勝負どころ用”の一本ですよね。
厳選されたシープレザーならではの薄さとソフトさ、ダブルカッティングやフェザーチップ縫法で、フィット感と指先の気持ちよさにこだわったモデルです(第一ゴルフオンラインショップ)。
しかも雨や汗に濡れても硬くなりにくい加工がされている万能タイプですが、それでもラウンドごとの汗・皮脂・砂ぼこりがたまってくると、ゴワつきやニオイが気になってきます。
そこで今回は、「タイトリスト天然革グローブのお手入れ」をテーマに、家庭でできる基本ケアと、革用栄養洗浄剤「レザーウォッシュ」を使った“月1リセット洗い”の方法をご紹介します。
タイトリスト プロフェッショナル天然羊革グローブの魅力
ゴルフショップ各社の説明でも、TG73は最高級天然羊革・ダブルカッティング・フェザーチップ縫法・雨や汗でも硬くなりにくい加工の全天候タイプといった特徴が強調されています(第一ゴルフオンラインショップ)。
- 厳選されたシープレザーで「軽くて薄く、ソフトな風合い」
- 雨・汗に濡れても硬くなりにくい加工で、ラウンドを選ばない
- ダブルカッティングで型崩れ・横伸びを抑え、フィット感をキープ
- フェザーチップ縫法で、指先の縫い代が気になりにくい
せっかくここまでこだわったグローブなので、「汚れてきたら買い替え」だけでなく、お手入れで寿命を伸ばしながら使うほうが、気分的にもコスパ的にも気持ちいいと思います。
放っておくと何が起こる?天然革グローブの“見えないダメージ”
ラウンドのたびに、グローブにはこんなものが少しずつ蓄積していきます。
- 手汗・皮脂
- 日焼け止めやグリップに付いた汚れ
- 砂ぼこり・芝・泥の細かい粒子
タイトリストのグローブ自体は「雨や汗で硬くなりにくい」工夫がされていますが、だからといって何もしなくていいわけではありません。汗や皮脂が残ったままだと、
- 黄ばみやニオイの原因になる
- 革がゴワついて、フィット感が少しずつ落ちる
- 乾燥が進むと、シワっぽくヘタってくる
といった“じわじわ進行する劣化”が避けられません。
ラウンド後の基本お手入れ:まずは「乾かし方」
タイトリストに限らず、天然革グローブはラウンド直後のひと手間がとても大事です。
- 1.そのままキャディバッグに丸めて突っ込まない
- 2.家に帰ったらマジックテープを留め、軽く広げてシワを伸ばす
- 3.風通しの良い日陰で吊るすか、ハンガーに引っ掛けて自然乾燥
- 4.可能なら、途中で軽く裏返して内側の汗も逃がす
ドライヤーや直射日光は、どんなに高級な羊革でも負担が大きいのでNGです。
まずは「しっかり乾かす」+「高温を避ける」だけで、かなり持ちが変わります。
レザーウォッシュで月1の“リセット洗い”
それでも数ラウンド重ねれば、どうしてもニオイや汗ジミが気になってきます。
そんなときに便利なのが、革製品専用の弱酸性洗浄剤「レザーウォッシュ」です。レザーウォッシュは、革のコラーゲン繊維を守りながら、
- 汗・皮脂・ニオイなどの水溶性汚れを落とす
- 洗うと同時に、油分・保湿成分を補給してしなやかさを保つ
といった働きをしてくれる“栄養洗浄剤”タイプ。天然革ゴルフグローブのように「薄さとフィット感が命」のアイテムと相性の良いケアアイテムです。
具体的な洗い方の一例
- 1.ぬるま湯を用意
- 洗面器に30°C以下のぬるま湯を張り、レザーウォッシュを規定量溶かします。
- 2.グローブをはめたまま、軽く“もみ洗い”
- 手にはめた状態で洗浄液に入れ、握ったり開いたりして、指の付け根まで洗浄液をなじませます。ゴシゴシこすらず、「押す・もむ」イメージで。
- 3.外して指先をやさしく押し洗い
- とくに汚れがたまりやすい指先・手のひら部分を、つまむようにして洗います。
- 4.きれいな水ですすぐ
- ぬるま湯を何度か替えながら、洗浄液が残らないようによくすすぎます。
- 5.タオルドライ&形を整える
- タオルで包み、押さえるようにして水分を移してから、手にはめて指先まできちんと伸ばし、形を整えます。
- 6.日陰で自然乾燥
- ドライヤーは使わず、風通しのよい日陰に吊るして自然乾燥。乾き切る前に一度はめて軽くグーパーすると、乾いた後のフィット感がよくなります。
レザーウォッシュを使うときの注意点
- タイトリストプロフェッショナルTG73のようなスムースタイプの天然羊革グローブであれば、レザーウォッシュとの相性は良好です。
- 一方、ヌメ革・爬虫類・毛皮コート・純白のファーなど、レザーウォッシュ使用NGの素材もあります。
- ゴルフグローブの白革は、とくに赤・青など濃色部分やロゴ周りとの色移り・色落ちに注意が必要です。必ず目立たない場所でパッチテストをしてから全体に使うようにしてください。
- 長時間のつけ置きは避け、「短時間で洗って、しっかりすすぐ」が基本です。
まとめ タイトリストのグローブを“相棒”として育てる
タイトリストの天然羊革グローブは、「プロフェッショナル」の名の通り、多くのゴルファーから信頼を集める完成度の高いモデルです(ゴルフダイジェスト・オンライン)。
その実力を長く楽しむためには、
- ラウンドごとの陰干し&汗抜き
- ときどきのレザーウォッシュでリセット洗い
- ドライヤー・直射日光は避ける
というシンプルなルーティンだけで十分です。
お気に入りのタイトリストグローブを、「すぐ買い替える消耗品」ではなく、「レザーウォッシュでケアしながら長く付き合う相棒」として育ててみませんか。月1回のちょっとしたお手入れが、ラウンド中の安心感と気持ちよさにつながってくれるはずです。





