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コラム
シシ(sisii)レザージャケットのお手入れどうする?“洗えるレザー”を長持ちさせるレザーウォッシュ活用術

「sisiiのレザージャケットって“洗えるレザー”って聞くけど、実際どうお手入れしたらいいの?」
――そんな不安、ありませんか。
神戸発のレザーブランドsisiiは、軽くて柔らかく、旅行カバンにくしゃっと入れて楽しめるようなレザーアイテムが魅力です。
一方で、いくら“洗える”とはいえ、汗や皮脂、ニオイ、襟まわりの黒ずみを放置すると、せっかくの風合いが台無しになってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、革の繊維を守りながら水洗い・拭き取りケアができる「レザーウォッシュ」。こまめなお手入れに取り入れることで、sisiiのしなやかなレザーを、無理なく、しかも気持ちよく長く楽しむことができます。
sisiiのレザーは「ラフに着られるけど、放置はNG」
sisiiのレザーは、国内の自社工場で職人が特別ななめしを施したオリジナルレザーが特徴です。ラフでありながらエレガントな存在感があり、着るほどに体に馴染んで“第二の皮膚”のようになっていく、と紹介されています。(apt-seijo.com)
また、非常に薄くて軽いのに丈夫で、通気性もよく、いわゆる「洗えるレザー」「ウォッシャブルレザー」として、自宅の洗濯機での水洗いも可能なアイテムが展開されています。(apt-seijo.com)
だからといって、何もしなくても大丈夫というわけではありません。
特に、こんな場面でダメージは進みやすくなります。
- 汗をかいたままハンガーに掛けっぱなし
- 雨に濡れたままクローゼットにIN
- 襟・袖口の黒ずみを放置
- シーズンオフに汚れを落とさず収納
sisiiのしなやかさ・軽さは大きな魅力ですが、そのぶん汗や皮脂が入り込みやすく、ニオイや型崩れの原因になりやすい面もあります。“洗えるから大丈夫”と思わず、シーズン中も「軽くリセット」してあげることが大切です。
普段のお手入れ:部分汚れはレザーウォッシュで「さっと拭き洗い」
まずは、シーズン中におすすめの“日常ケア”から。
襟元や袖口の黒ずみ、ファスナーまわりの手アカ、バッグやリュックのストラップ部分の汗汚れなどは、いきなり丸洗いするよりも、レザーウォッシュを使った「部分ケア」でやさしく落としてあげるのが安心です。
- 柔らかい布にレザーウォッシュを含ませる
- 目立たない所で軽く試して、色落ちがないか確認(パッチテスト)
- 汚れが気になる部分を、力を入れすぎないよう“なでる”イメージで拭く
- 乾いた布で余分な水分を軽く押さえ、風通しの良い場所で陰干し
レザーウォッシュは弱酸性で、水溶性の汚れ(汗・皮脂・生活臭など)を落としながら、革の内部のコラーゲン繊維を守り、油分・保湿成分を補ってくれるのが特徴です。家庭での拭き取りケアでも、革がパサつきにくく、sisiiの「くたっとした柔らかさ」を保ちやすくなります。
レザージャケットを着た日は、ハンガーに掛ける前に、襟・袖だけでも一拭きしてあげると、汚れの蓄積をぐっと抑えられます。
汗・ニオイが気になるとき:シーズン中の“軽い丸洗い”
「汗をたくさんかいてしまった」「焼き肉のニオイがついてしまった…」というときは、思い切って洗ってしまった方が、結果的に長持ちする場合もあります。
sisiiには“洗えるレザー”のアイテムが多くありますが、実際に水洗いするときは、かならず洗濯表示やブランドの公式な案内を確認してください。そのうえで、自宅ケアの洗浄剤として選びたいのが、革の丸洗いにも対応したレザーウォッシュシリーズです。
- レザーウエア洗濯機用:洗濯機を使ってやさしく丸洗いしたいときに
- レザーウォッシュ(丸洗いタイプ):桶洗い・押し洗いをしたいときに
いずれも弱酸性で、汗やニオイの元になる水溶性汚れを落としつつ、繊維を保護し、油分・保湿を補う処方になっています。通常の中性洗剤やおしゃれ着用洗剤よりも、革のことを考えた配合になっているので、洗ったあとに「ゴワゴワになった」「ツヤが失われた」というトラブルを減らしやすいのがポイントです。
洗ったあとは、形を整えて、風通しの良い日陰で干してあげればOK。sisiiのレザーは通気性が良く乾きやすいという特徴もあるため、こまめな“軽い丸洗い”と相性が良い素材と言えます。(tokyolife.co.jp)
それでも気をつけたい「素材と色」の注意点
レザーウォッシュは万能ではありません。sisii以外の革製品にも共通しますが、次のような素材・色では使用を避けるか、特に慎重にパッチテストをしてください。
- ヌメ革・爬虫類革・毛皮コート・純白のファーなど、水に非常に弱いもの
- 起毛革(スエード・ヌバックなど)は、色落ち・風合い変化に注意
- 赤・青・淡い色のレザーは、色移りや色ムラが出やすい
sisiiのアイテムは、マットな質感が徐々に自然な光沢へ変化していく“育てるレザー”でもあります。(高島屋)
洗ったり拭いたりすることで、多少の表情変化が出るのは、ある意味レザーの楽しみのひとつ。ただし「一部だけ極端に色が抜けた」「水ジミになった」といったトラブルは避けたいので、必ず目立たない場所でテストしてから、本格的にケアするようにしましょう。
シーズンオフ前に「レザーウォッシュで一度リセット」
シーズン最後には、できれば一度、レザーウォッシュで汚れをリセットしてから収納するのがおすすめです。
- 軽い汚れなら、拭き取りケア+陰干しでOK
- 汗やニオイが気になるなら、レザーウエア洗濯機用・液体タイプで丸洗い
- しっかり乾いたら、形を整えて、通気性の良いカバーに入れて収納
このひと手間で、次のシーズンにクローゼットから出したときの「なんだかニオう…」「カビが…」というガッカリ感を、大きく減らせます。sisiiの「旅行にも連れていける軽やかなレザー」という魅力を、何年も楽しむための“締めの儀式”だと思って、ぜひ習慣にしてみてください。
まとめ:sisiiのレザーを“気持ちよく育てる”相棒として
sisiiのレザーは、旅に連れていきたくなる軽さと柔らかさ、そして“洗えるレザー”という独自性を持った、とても面白い素材です。(tokyolife.co.jp)
だからこそ、「汚れたら怖いからあまり着ない」ではもったいないですよね。レザーウォッシュをうまく取り入れれば、
- 普段は部分的な拭き取りでサッと汚れを落とす
- 汗・ニオイが気になるときは、思い切って軽く丸洗いする
- シーズンオフ前に一度リセットしてから収納する
という流れが、自宅で無理なく回せるようになります。お気に入りのsisiiレザージャケットを「ラフに、でもきちんと」育てていくための相棒として、レザーウォッシュを一度試してみてください。




