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レッドウィングのレザーブーツを長く履くお手入れ術  自宅でできるレザーウォッシュ活用法

ブーツイメージ画像

レッドウィング(メンズブーツの有名ブランド)のレザーブーツって、一度ハマると「一生モノ」にしたくなりますよね。

でも現実には、雨の日の水ジミや汗・ニオイ、カビのポツポツ……気づけば「格好いいはずのブーツが、なんだかくたびれて見える」ということも少なくありません。

実は、レザーブーツを長くきれいに履き続けるコツは、“特別なこと”より「こまめなケア+ときどき丸洗いでリセット」の組み合わせです。

日々のブラッシングと乾拭きに加えて、汚れやニオイが気になってきたタイミングで、革用の洗浄剤(たとえば弱酸性の革用洗剤レザーウォッシュ)でやさしく洗ってあげる。これだけで、ブーツはぐっと長持ちします。

ここでは、レッドウィングのようなレザーブーツのお手入れの基本と、自宅でできるレザーウォッシュ活用法をご紹介します。


レッドウィングのレザーブーツは「汚れ」と「汗」がたまりやすい


レッドウィングのブーツは、厚みのあるオイルドレザーでタフに作られている分、「多少の汚れも味になる」と言われがちです。とはいえ、放置してよい汚れと、放置しないほうがいい汚れがあります。

  • 砂ぼこりや泥
  • 雨じみ、白く浮いた汗の塩分
  • 足の汗由来のニオイ・ベタつき
  • 下駄箱で発生したカビ

こういった汚れは、革の奥まで入り込むとカサつき・ひび割れ・変色・悪臭の原因になります。「オイルだけ足してごまかす」というケアだと、水溶性の汚れや汗が残ったまま油分だけが増え、ベタつきやニオイがかえってひどくなることもあります。

そこで大事になるのが、「乾いた汚れはブラシで落とす」「水溶性の汚れや汗は、専用の洗浄剤で洗い流してリセットする」という考え方です。


まずは基本のデイリーケア:ブラッシングと乾拭き


レッドウィングのレザーブーツを日常的に守るには、履いたあとの「ひと手間」が大きく効きます。高級な道具でなくても、100円ショップの馬毛ブラシと柔らかい布があれば十分です。

  • 1.ブラッシングでほこりを落とす
    • シワの溝やステッチ部分に入り込んだほこりを、ブラシで軽くかき出します。土や砂が残ったままオイルを塗ると、研磨剤のように革を傷めてしまうので、これは毎回やっておきたいところです。
  • 2.乾いた布で全体を拭く
    • 表面のうっすらした汚れや、汗の塩分を軽く拭き取ります。「今日はけっこう汗をかいたな」と感じる日は、特に念入りに。
  • 3.風通しのよい場所で乾かす
    • 下駄箱にすぐしまわず、数時間は風に当てて湿気を飛ばしましょう。ニオイとカビの予防になります。

このあたりはお金をかけずにできる習慣なので、「帰宅後のルーティン」にしてしまうのがおすすめです。


ニオイ・ベタつきが気になったら「丸洗い」で一度リセット


それでも、長く履いているとどうしても気になってくるのが「中のニオイ」と「全体のくすみ」です。インソール部分やライニングには、足の汗や古い皮脂がたまりやすく、表面だけケアしていても限界があります。

そんなときの考え方が「洗ってリセット」。ここで登場するのが、革用の弱酸性洗浄剤・レザーウォッシュのようなアイテムです。

レザーウォッシュは、革をゴシゴシこするのではなく、

  • ⚫︎汗・カビ・ニオイなどの水溶性の汚れを落とす
  • ⚫︎革のたんぱく質繊維を保護しながら洗う
  • ⚫︎失われがちな油分や保湿成分を補給する

という設計の、革用の栄養洗剤です。ラインナップには、ブーツ・シューズの丸洗いに使える「靴・革小物丸洗い用」や「EX forシューズ(ミニ)」といったタイプもあり、自宅でのケアに取り入れやすくなっています。

ざっくりイメージ:レザーブーツを洗う流れ


細かい手順は製品の説明に従っていただきたいのですが、レザーウォッシュを使った丸洗いは、おおよそ次のようなイメージです。

  • 1.紐を外し、ブラッシングで砂や泥を落とす
  • 2.レザーウォッシュを水で薄めるか、泡タイプなら泡をとる
  • 3.柔らかいスポンジや布で、表と内側をなでるように洗う
  • 4.シャワーなどで軽くすすぐ、もしくは濡れタオルで丁寧に拭き取る
  • 5.タオルで水分を押さえ、新聞紙などを詰めて形を整え、日陰でじっくり乾かす
  • 6.完全に乾いたあとに、必要に応じて乳化性クリームで油分を補う

ポイントは、「ゴシゴシこすらない」「急激に乾かさない(直射日光・ドライヤーはNG)」の2つ。レザーウォッシュは弱酸性で革にやさしい設計ですが、乾かし方を間違えると硬くなったりひび割れの原因になります。レッドウィングのようなしっかりしたブーツは、ゆっくり時間をかけて乾かした方が仕上がりもきれいです。


レザーウォッシュを使う前に必ずチェックしたいこと


とても便利なレザーウォッシュですが、どんな革にも万能というわけではありません。使う前に、次の点は必ず確認してください。

  • 使用できない素材
    • ヌメ革・爬虫類革(ヘビ・ワニなど)・毛皮のアウター・純白のファーには使用できません。これらは水や洗浄剤に非常に敏感で、シミや変形のリスクが高い素材です。
  • 色落ちの可能性
    • 起毛素材(スエード・ヌバックなど)、赤・青・淡色系の革は、色落ちが起こりやすい傾向があります。レッドウィングでもカラーによっては要注意です。まずは目立たない場所でパッチテストを行い、色落ちやシミが出ないかを確認してから本格的なケアに進んでください。
  • ブーツの個性を尊重する
    • レッドウィングのレザーブーツは、「多少の傷や色ムラも味」として楽しむ人も多いアイテムです。ピカピカにしすぎるより、「汚れやニオイはリセットしつつ、履きジワやエイジングは残す」というバランスを意識すると、そのブーツらしい表情を保ちやすくなります。


こまめなケア+月1回の“洗ってリセット”で、一生モノに近づく


レッドウィングのレザーブーツを長く楽しむコツは、

  • 毎回のブラッシングと乾拭きで「汚れをためない」
  • ニオイやベタつきが気になり始めたら、レザーウォッシュのような革用の弱酸性洗浄剤で丸洗いしてリセットする

という、地味だけど続けやすいお手入れです。

レザーウォッシュなら、水溶性の汚れや汗・カビ・ニオイを落としながら、革の繊維を守り、油分と保湿成分を補ってくれるので、「洗うと革が傷みそうで怖い」という不安を少し和らげてくれます。月に一度の“洗ってリセット”を取り入れるだけでも、ブーツのコンディションは大きく変わってきます。

「そろそろブーツのニオイが気になってきたな」「雨の日が続いてカビが心配だな」と感じたら、ぜひ一度レザーウォッシュを手に取って、自宅でのレザーブーツケアを試してみてください。お気に入りのレッドウィングが、また気持ちよく履ける一本に生まれ変わるはずです。

まさと

世界初の皮革栄養洗剤レザーウォッシュをもっと広めるために奮闘中。 国家資格クリーニング師。 TeMA(クリーニング屋の集まり)https://tema.jp/に所属し、革製品お手入れ情報を日々アップデートしてます。 革のお手入れに関するお問い合わせは弊社サイトで随時、 受け付けております。