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レザーブーツのお手入れ完全ガイド  自宅でできる洗い方と長持ちさせるコツ【レザーウォッシュ活用】

ブーツイメージ画像

レザーブーツは、ちゃんとお手入れをすると5年でも10年でも履ける相棒になります。逆に、シーズン中ずっと履きっぱなしで、春にそのまま下駄箱へ…という扱いだと、1〜2年で「カサカサ」「白い粉」「ニオイが取れない」と一気に寿命が縮みます。

ポイントは「こまめな日常ケア」と「シーズン中〜シーズンオフに1回の“洗ってリセット”」。ブラシやタオル、新聞紙など身近な道具に、レザーウォッシュのような“革を傷めにくい弱酸性の洗浄剤”を組み合わせると、意外なくらい簡単にブーツを長持ちさせることができます。


レザーブーツがダメになる典型パターン


レザーブーツが傷んでしまう原因は、意外とシンプルです。

  • 雨・雪・汗などの「水分」と、その後の放置
  • 皮脂・土ホコリ・排気ガスなどの「水溶性の汚れ」
  • 履きジワ部分の「乾燥」と「ひび割れ」
  • 下駄箱の中で繁殖する「カビ」と「ニオイ」

「革は水に弱いから、あまり触らないほうがいい」と思われがちですが、問題なのは“水そのもの”というよりも、「濡れたまま・汚れたまま放置してしまうこと」です。ここを少しだけ変えてあげると、ブーツのコンディションがガラッと変わります。


まずは“こまめなお手入れ”でブーツを守る


レザーブーツのお手入れというと、「高級なクリームを揃えないと…」と身構えてしまう方も多いのですが、最初の一歩はもっとシンプルで大丈夫です。

1日の終わりに、ざっとブラッシングして、乾いた布でサッと拭く。

雨に濡れた日は、新聞紙を詰めて風通しの良い場所でしっかり乾かす。

これだけでも、状態はかなり違います。

ブラシやクロスは、100均の靴ブラシやマイクロファイバークロスで十分。専用クリームを使うのは「月に1回のご褒美ケア」という位置付けにして、まずは“習慣化しやすいレベル”にハードルを下げるのがおすすめです。


たまには“洗ってリセット”してあげる


「とはいえ、汗やニオイはブラッシングだけじゃ限界がある…」「インソールまでしっかりさっぱりさせたい…」

そんなときに頼りになるのが、“レザーを洗う”という発想です。

レザーウォッシュシリーズは、革の主成分であるコラーゲンやケラチンを守りながら、水溶性の汚れ(汗・カビ・ニオイのもとなど)を落とせる、弱酸性の革用洗浄剤です。

手軽に始めるなら「拭き取り洗い」


ブーツ丸洗いはちょっと怖い…という方には、フォームタイプのレザーウォッシュクリーミーフォームのような拭き取りケアがおすすめです。

  • 泡をスポンジや柔らかい布にとる
  • ブーツ表面をやさしくなでるように拭く
  • 乾いた布で余分な泡をふき取り、陰干し

これなら、水をジャブジャブ使う必要がなく、玄関先でも気軽に「洗ってリセット」できます。履き口の内側や、ニオイが気になる部分をていねいにケアしてあげると、足を入れたときの気持ちよさが違ってきます。

汚れとニオイが気になるときは“丸洗い”も選択肢


「泥汚れがひどい」「数年ぶりに出してきたらニオイとカビが…」という場合は、靴用のレザーウォッシュ(たとえば靴・革小物の丸洗い向けのタイプ)を使った、やさしい丸洗いも選択肢になります。

  • 柔らかいブラシで泥やホコリを落とす
  • 洗浄液を薄め、スポンジで全体を洗う
  • すすぎは“手早く・やさしく”
  • 形を整えて陰干しし、しっかり乾かす

革の内部に残っていた汗やニオイのもとまで洗い流し、レザーウォッシュに含まれる油分・保湿成分でしっとり整えることで、「1シーズン頑張ってくれたブーツ」をリフレッシュさせるイメージです。


100均グッズ+レザーウォッシュで「お金をかけずに長持ち」


レザーブーツケアは、道具にこだわり始めるとキリがありません。でも、「長持ちさせる」という目的だけなら、意外とシンプルなセットで十分です。

  • 100均の靴ブラシ(ホコリ落とし用)
  • マイクロファイバークロス(拭き取り&仕上げ用)
  • 新聞紙orキッチンペーパー(湿気取り&型崩れ防止)
  • シューキーパー(あればベスト。なければ厚紙やタオルでも代用可)
  • レザーウォッシュのような弱酸性の革用洗浄剤

高価なクリームを揃える前に、まずは「汚れと汗を落として、乾かしてあげる」という基本を、レザーウォッシュでしっかり押さえる。そこに余裕が出てきたら、色付きクリームや防水スプレーを加えていくと、ムダな出費を抑えながら確実にブーツの寿命を伸ばせます。


お手入れの“頻度”の目安


目安としては、こんなイメージです。

  • 履いた日
    • 乾いたブラシでホコリ落とし+軽い拭き取り
  • 雨の日・汗をかいた日
    • 中に新聞紙を詰めて半日〜1日しっかり乾燥
  • 月に1回
    • レザーウォッシュクリーミーフォームなどで「拭き取り洗い」+必要なら保湿ケア
  • シーズンオフ前
    • レザーウォッシュを使って汚れとニオイをリセット→よく乾かしてから収納

この「シーズンオフ前の一手間」をかけるかどうかで、翌シーズンのブーツが“くたびれた感じ”になるか、“また今年もよろしく!”と思える状態で出てくるかが変わってきます。


レザーウォッシュを使うときの注意点


最後に、安全に使っていただくための大事なポイントもお伝えします。

  • 使用できない素材があります
    • ヌメ革・爬虫類革(ヘビ・ワニなど)・毛皮のアウター・純白のファーには使用できません。
  • 色落ちに注意が必要な素材もあります
    • 起毛革(スエード・ヌバックなど)、赤や青などの濃色、淡い色の革は、色落ち・色ムラが目立ちやすい素材です。
  • 必ず目立たない部分でパッチテストを
    • かかとの裏側など、見えにくい部分で少量試し、乾かしてから、シミや色落ちがないかを確認してから全体に使用してください

こうした注意点を押さえながら、レザーウォッシュでやさしく洗ってあげると、レザーブーツは驚くほど長く付き合ってくれます。


まとめ:レザーブーツは「洗って・乾かして・また来年」


レザーブーツのお手入れは、「高級なクリームで磨き上げる」だけが正解ではありません。

  • 日々のブラッシングでホコリをためない
  • 雨や汗は“その日のうちに”しっかり乾かす
  • レザーウォッシュでときどき“洗ってリセット”してあげる

この3つを習慣にするだけで、ブーツの見た目も、足を入れたときの快適さも、何年先まで大きく変わってきます。

お気に入りの一足と、できるだけ長く付き合っていきたいなら、今シーズンのうちに一度、レザーウォッシュを使った“洗ってリセット”を試してみてください。

「革って、ちゃんと洗えるんだ」という新しい発見とともに、ブーツへの愛着も、きっともう一段階深まるはずです。

まさと

世界初の皮革栄養洗剤レザーウォッシュをもっと広めるために奮闘中。 国家資格クリーニング師。 TeMA(クリーニング屋の集まり)https://tema.jp/に所属し、革製品お手入れ情報を日々アップデートしてます。 革のお手入れに関するお問い合わせは弊社サイトで随時、 受け付けております。