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コラム
革製品のお手入れに新たな風を――レザーウォッシュクリーミーフォームの魅力

お気に入りの革のバッグや靴、ジャケット。でも汚れてしまったらどうしますか?革製品は「水に弱い」とよく言われ、水で洗うと縮んだり固くなったり、色落ちしてしまうと心配ですよね。そのため汚れがついても水洗いを避け、軽く拭いたりクリームでツヤを出すだけで済ませている方も多いのではないでしょうか。しかしカビや汗のニオイが気になってもクリーニングは高額…。大切なレザーアイテムを前に「我慢して使い続けるしかないのかな?」と悩んでしまうケースも少なくありません。
こんなお悩みはありませんか?
- ⚫︎革製品を一度きれいに洗いたいけれど、水洗いするのはやっぱり怖い…
- ⚫︎洗ったら革がゴワゴワに硬くなってしまいそうで不安
- ⚫︎クリーニングに出したいけど料金が高いし、できれば自分でお手入れしたい
こうした革のお手入れの不安・悩みを解決してくれるのが、弱酸性・天然成分100%の皮革用栄養洗剤「レザーウォッシュ」です。中でもレザーウォッシュクリーミーフォームは扱いやすく、クリーミーな泡を革にのせて拭き取るだけで汚れを洗浄できるお手軽ケア用品。そのやさしい洗浄力でカビや黒ずみ汚れもすっきり落とし、革に栄養を与えてしっとり柔らかな風合いを守ってくれます。財布やバッグ、靴から革のコート・ジャケットまで、幅広い革製品を自宅で洗えるなんてとても魅力的ですよね。この記事では、革が水に弱い理由とレザーウォッシュの仕組み、そしてクリーミーフォームの使い方や魅力をやさしくご紹介します。
革製品が水に弱いのはなぜ?
そもそも、なぜ革は水に弱いと言われるのでしょうか?実はこの「水に弱い」には2つの科学的な理由があります。
- 1.タンパク質の変性
- 革の主成分はコラーゲンやケラチンといったタンパク質細胞(革全体の約90%)です。水に濡れると、これらタンパク質の構造が変化・破壊され(=変性・変質し)、乾いた後に革が硬くゴワついてしまいます。簡単に言うと、革を構成するタンパク質が水でダメージを受けてしまうのです。
- 2.細胞間脂質の流出
- 革の繊維のすき間には、革を柔らかくしなやかに保つ油分(「油脂成分」や「保湿成分」)が存在しています。ところが水洗いすると、こうした大切な油分が流れ出て失われてしまい、革が乾燥してカチカチに硬くなってしまいます。革にとって必要な潤い成分まで水で流れてしまうため、「水に弱い」と言われるのです。
レザーウォッシュが解決!安心して洗える秘密
上記の理由を踏まえると、革を水洗いするのは一見無謀に思えますよね。しかしレザーウォッシュは、汗汚れ・カビ・泥など水溶性の汚れをきれいに洗い落としつつ、革の組織を保護して必要な油分を補うことで革を水洗いできるようにした画期的な製品です。普通の洗剤で革を洗うと汚れと一緒に革の大事な成分まで溶け出してしまいますが、レザーウォッシュには特殊な皮革保護成分が配合されており、コラーゲンやケラチンなど革のタンパク質をコーティングして水のダメージから守ってくれます。そのおかげで、水洗いしても革がゴワゴワに硬化したり縮んだりせず、柔軟性が保たれるのです。さらに、水洗いで流出してしまう油脂や保湿成分をレザーウォッシュが新たに補給してくれるので、洗い上がりの革に潤いとしなやかさがよみがえります。「洗浄」と「保護」と「栄養補給」を同時に行えるオールインワン処方だからこそ、革を丸洗いしても安心というわけです。
革に優しいケアという点では弱酸性であることも重要です。実は革も人の肌も、その成分の90%以上が同じタンパク質でできているため、人の肌と同様に弱酸性でケアすることが理にかなっているのです。レザーウォッシュは液性がまさに弱酸性に調整されており、植物由来の界面活性剤や動物性油脂のラノリン、ホホバ油、ヒアルロン酸など天然成分100%で作られています。化学合成の強い薬剤を使っていないので革への刺激が少なく、環境にも優しい処方です。手で扱っても肌荒れしにくく、安心してお手入れに使えます。
この独自の技術はミズタニ社による世界初の開発で、すでに特許も取得済みの革新的なものです。レザーウォッシュの登場によって、これまで洗えなかったスエードやヌバック等の起毛革や合成皮革製品まで洗浄できるようになりました。まさに「革を水で洗う」という夢をかなえた画期的なアイテムなのです。
泡で拭くだけ!クリーミーフォームが使いやすい理由
レザーウォッシュシリーズには用途に応じてスプレータイプや液体タイプなど様々な商品がありますが、その中でも特に扱いやすいと人気なのがレザーウォッシュクリーミーフォームです。名前の通りクリーミーな泡状の洗浄液がポンプから出てくるタイプで、革を水浸しにせずお手入れできます。きめ細かい泡を革全体にムラなく塗り広げやすく、泡が汚れを浮かせて包み込んでくれるのでゴシゴシ擦る必要もありません。革表面を泡で優しくなでるように洗えるので、デリケートな革を傷める心配も少ないのです。
そして何より後処理が簡単です。洗浄後は泡を布で拭き取るだけでOKで、水ですすぐ必要が全くありません。「すすぎ不要!拭き取るだけ!」という触れ込みどおり、革製品をじゃぶじゃぶ水洗いすることに抵抗がある方でもクリーミーフォームなら気軽にお手入れできるでしょう。泡を拭き取った後のベタつきもなく、乾燥も速いので忙しい方にもぴったりです。
使い方もとても簡単です。基本的な手順は次のとおりです。
- 1.泡でやさしく洗う
- ボトルから出したクリーミーな泡をスポンジにたっぷり取り、革全体を優しく撫でるように洗います。ゴシゴシ擦らなくても泡が汚れを浮かせてくれるので、ブラシなどは使わず手で丁寧に泡を行き渡らせましょう。革の種類によっては最初は目立たない場所で試し洗いすると安心です。
- 2.泡を拭き取るだけ
- 洗い終わったら、泡を柔らかい布で丁寧に拭き取りましょう。泡と一緒に汚れが布に移り、革表面はしっとり清潔になります。最後に乾いた布で軽く乾拭きすればお手入れ完了です。すすぎの必要がないので後片付けも楽ちんです。
このようにクリーミーフォームタイプなら革を水に直接浸さなくても汚れを落とせるため、革製品を丸洗いするのは初めてという方にも扱いやすいのが魅力です。例えば毎日使うお財布の手垢汚れやバッグのシミも、自宅で簡単に拭き洗いできます。革靴もクリーニングできるので、靴内部に繁殖した雑菌を除菌して嫌な臭いを元から絶つことができ、衛生的に保てます。さらに革ジャンパーや革コートなど大型の革衣料のお手入れも、泡で部分洗いすればかなり綺麗になります。
財布、バッグ、靴、コート、ジャケットと、日常で使うほとんどの革製品に幅広く対応できるのが嬉しいポイントです。
※なお表革だけでなく、スエードやヌバック等の起毛革や合皮にも問題なく使用できます。
ビフォーアフター写真で見る効果

上の写真は、白い革バッグをレザーウォッシュでお手入れしたビフォーアフターの一例です。左半分の使用前(ビフォー)には茶色いシミや汚れが広がっていますが、右半分の使用後(アフター)では汚れが落ち、本来の白さとツヤがよみがえっているのが分かります。レザーウォッシュできちんとクリーニングすれば、ここまで見違えるほど綺麗な仕上がりになるのです。
革製品のお手入れは難しくて敬遠しがち…というイメージがあるかもしれませんが、レザーウォッシュクリーミーフォームがあればもう「革は水に弱い」なんて心配は不要です。手軽で安全にケアできますので、大切な革製品のメンテナンスにぜひ一度取り入れてみてくださいね。